映画『国宝』を声で読み解く 〜主役とライバルをつなぐ「見えない共通点」〜
映画『国宝』主役とライバルを音声色彩分析🎤
こんなにも同じ?二人の演技が呼応する訳
Amazonprimeビデオで無料配信が始まった映画『国宝』、公開から1年以上経って配信でまた注目を集めています。
映画『国宝』を改めて観て感じたことは、
「なぜ吉沢亮さんと横浜流星さんの演技は、あれほど自然に響きあっているのか」ということ。
そこで主演とライバルである吉沢亮さんと横浜流星さんの音声色彩分析してみました。その声のシーンは舞台に立つ直前、舞台裏での二人の短い会話です。

●吉沢亮さんの声は、全体的にまろやかで耳なじみがよく、バランスの取れた声。
●横浜流星さんの声は、輪郭がはっきりしていて、一度聞くと記憶に残る独特の存在感があります。
ということで二人の表面的な声の印象はかなり違います。

ところが分析結果を見ると、意外な共通点が見えてきました。
音声色彩分析では、「声から顕在意識、思考習慣、潜在的な傾向など」を読み解いていきます。(※これは録音したシーンの音声です。いつも同様の波形になるとは限りません)
その中でも特に興味深かったのが、丸印をつけたV3という「思考や行動のパターンが表れやすい領域」です。二人とも、黄色・黄緑・緑・ターコイズにかけて、とてもよく似た優美な曲線を描いていました。
実は、このような綺麗な曲線で波形が現れることはそれほど多くありません。
この丸印の領域には、・相手の話を聞く力・周囲との協調性・空気や気配を察知する感覚・相手への共感性などが表れます。
つまり二人は、声の個性は違っていても、
「思考習慣・行動パターン」や「相手を受け取る力」がほぼ同じだったのです。
演技は、一人では成立しません。
相手の表情、呼吸、間の取り方。
そうした言葉にならない情報を受け取りながら、その場で反応し続ける共同作業です。
今回の分析を見ながら感じたのは、
演技力とは、自分を表現する力だけではないということ。
相手を感じ取る力。
相手に反応する力。
その積み重ねが、観る人に「本物の関係性」として伝わるのかもしれません。
私はこれまで多くの声を分析してきましたが、ここまで思考パターン領域に共通性が見られ、美しい曲線を描く波形は珍しいと感じています。
だからこそ『国宝』という作品の中で、二人の演技が時に優美に時に狂気に互いを引き立て合い、独特の空気感を生み出しているのではないかと思いました。
声は単なる音ではありません。
その人が何を大切にし、どのように人と関わろうとしているのか。
時には、そんなことまで映し出してくれます。
今回の『国宝』の分析は、改めて役者という仕事の奥深さや才能を感じさせました。
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もっと詳しく聞きたいという方はpotcast番組をどうぞ!二人の声の秘密は他にもたくさんあります。
「おば可愛ラジオ」では映画『国宝』の吉沢亮さん、横浜流星さんの音声色彩分析をしています。ぜひ感想をお寄せください。
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