【色彩術】エグゼクティブの服装術 トヨタ自動車 豊田章男会長の「赤」と「黒」
アナウンサー、色彩研究家の大平雅美です。
企業トップやエグゼクティブの研修や講演を行っています。
そんな時に好例として必ず挙げるのが、トヨタ自動車の豊田章男氏です。
「印象形成」
印象をコントロールする!
自分の価値を表す「装い」で差別化
*2017年8月記者会見時の画像
実際にご自身がどこまで外見の見せ方に注意を払っていたかは定かではありませんが、
アメリカなど欧米では、どう見せるか!を意識するのは当たり前です。
トヨタの力強い企業ロゴの赤と同じ赤色のネクタイ。背景はいつも白。
この白が実は重要で混じりけのないピュアホワイトです。
色のメッセージを出したい時は白地か最も映えるからです。
記者会見では、このような画面サイズで切り取られることが多いです。
企業とトップの見え方として、とても統一感があります。
ロゴは、白地に赤が良く映えてトヨタが浮き出て見えまはす。まさに日本を代表する企業イメージ。
次にこちらのパターン。
さらに少し印象を変えたい時のプレゼンスとして有効なのは「黒縁メガネ」
※2015年4月 名古屋グランパス会長就任会見
赤字に白のストライプのネクタイに黒縁メガネはアクティブな印象です。
スポーツに関する記者発表でしたので、この行動的なイメージは大成功です。
日本人の顔には黒縁メガネはなかなか難しいのですが、日本で黒縁メガネが最もお似合いになるおひとりです。
「赤 白 黒」
このインパクトある色彩メッセージは見る人の心に残ります。
白と赤の単純配色に、「黒」を入れることでより力強いイメージとアクティブに攻めていく姿勢を感じます。
メガネはさりげなくかけていますが、
顔の形とメガネのデザインの相性が大切。
ですから誰にでもこの太いフレームのデザインが似合う訳ではありません。
丸顔の人はやや角のあるフレームが良いし、
パーソナルカラーとの相性も大切。
そう言った意味で豊田社長のメガネ選びはパーフェクト💯だと思います。
会社の方向性を社内外に表現するために、トップ自らの外見を整える
「外見で信念を表す」
最も簡単に変えられて有効な方法だと思います!
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◆エグゼクティブプレゼンスの心得
1 企業のコーポレートカラーを意識する
2 最も似合う勝負服と色を見つける
3 外見時は背景の色や隣に誰がいるかに気を配る
4 シーンによってメガネをうまく使う
5 企業ロゴボートは手が隠れる高さにする
○自分の価値を表すための武器=「装い」を選ぶ
○自分の価値を差別化=主体的に選ぶ
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今年、トヨタ自動車社長に就任された佐藤恒治社長。トヨタの将来を託された53歳の若き社長。
トヨタ佐藤社長の記者会見記事から服装を取り出してみました。
佐藤社長は、身長184センチでスタイル抜群ですから、どんなスーツも似合うはず。
ラベンダー色のネクタイをよくお見掛けしますが、なかなか難しい色です。
スラっとスタイルが良いのでよくお似合いですが、私なら違う色のネクタイをお勧めします。
この写真からも分かるようにチームとして進んでいくというイメージ。
だれがトップか分かりにくい戦略?ならOKです。
今のところ、トップとして外見をどう見せるかの印象形成や戦略はゼロではないかと思われます。
ここはぜひ、世界のトヨタがもっともっと羽ばたくために、豊田章男会長の見せ方を
継承していただきたい、と願うのは一介の色彩研究家だけかな、、、。
強いトヨタをみて見たい!
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全然関係ないのですが、日本が誇るキャラクターの色は「赤、黄、青」が多いのですが、
意外にトヨタ色の「赤、白、黒」はないのです。配色として難しい?
探してみたら、こんな世界的人気のものがありました!
ボケモン「モンスターボール」
この配色、強いインパクトがありますので、ぜひ外見のどこかに取り入れてもらいたいです。